ETFでも投資信託でもどちらでも差はないです(隠れコスト考慮)
どーも、虎爺です。
先日、隠れコストを除いた投資信託とETFのコスト比較をしました。
記載している通り前回記事のままでは不完全で、投資信託の隠れコストを考慮しなければなりません。
今回はその隠れコストを考慮して比較しました。結論、優劣は逆転しますが、誤差レベルなので気にしなくていいですね。それよりもアセットアロケーションを意識する方が大事です。
それでは、始めましょう。
投資信託の隠れコストとは、銘柄の売買コストや監査費用等にかかるコストで、運用報告書を読んでもわからないものもあります。ざっくり言うとだいたい毎年0.1~0.3%くらい発生するのものですが、商品ごとに差があります。
それでは、今回も楽天VTI、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、VTIとで比較します。
【楽天VTI】
運用手数料:0.162%
実質コスト:0.2652%(運用手数料+隠れコスト)
配当課税:0% ※外国所得税も非課税
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】
運用手数料:0.0968%
実質コスト:0.17668%(運用手数料+隠れコスト)
配当課税:0% ※外国所得税も非課税
【VTI】
運用手数料:0.03%
配当課税:8.5%(10%の外国所得税課税後に10%の所得税と5%住民税、外国所得税は半額が還付される前提)
100万円購入、5%の成長、1%の配当を出す場合で考えてみます。
【楽天VTI】
実質コスト:0.2652% 1,620円
成長率:5% 50,000円
成長率-運用コスト:4.73% 1,047,348円
配当(税引前):1% 10,000円
税金0% 0円
配当(税引き後):1.00% 10.000円
配当+成長:105.73% 1,057,348円
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】
実質コスト:0.17668% 1,767円
成長率:5% 50,000円
成長率-運用コスト:4.82% 1,048,233円
配当(税引前):1% 10,000円
税金0% 0円
配当(税引き後):1.00% 10.000円
配当+成長:105.84% 1,058,233円
【VTI】
運用コスト:0.03% 300円
成長率:5% 50,000円
成長率-運用コスト:4.97%% 1,049,700円
配当(税引前):1% 10,000円
税金:0% 0円
配当(税引き後):1% 10,000円
配当+成長:105.79% 1,057,850円
はい、結果は前回と変わりましたね。
1位:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
2位:VTI
3位:楽天VTI
ただ、差は885円です。0.00885%ですね。誤差と言えば誤差です。1億円持ってる人ならば9万円近くになりますが、比率で考えると同じく0.00885%です。1日の値動きの方が大きいので、完全に誤差レベルでしょう。
隠れコストは年毎に変わってきますし、投資信託が指標をきっちりトラッキングできるかも重要です。投資家側にスポットライトを当てると、米ドルへの両替手数料を抑えられているかや、外国所得税の還付、配当所得にかかる税率は各人それぞれで変わってきます。
ですので、投資信託かETFかという永遠の疑問は、「どちらも同じ」と結論付けていいでしょう。
気軽に積立投資したい方は投資信託を、かっちり値段を指定して売買したい人はETFの選択がいいと思います。
それでは、また
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