東京オリパラ延期の場合の影響は
どーも、虎爺です。
大方の予想通りというか、遅いよという気持ちがかなりありますが、やっと東京オリンピックの延期が決まりましたね。
欧米諸国では長期間の外出制限があり、本当に緊急事態です。
ジョンソン首相の動画からも本気度が伝わってきます。我が国とは違いますね、
オリンピックを強行開催したとしても列強の欧米諸国からの選手派遣はなく、日本と中国という東アジア大会に成り下がるだけだと思えましたので、延期でいいでしょう。 1年程度延期とのことで、あとは日本人ならではの素晴らしいオペレーションを検討するのに期待したいですね。
さて、本日はその影響を考えてみましょう。
投資家界隈では延期や中止が現実的だと考えている人が多くいるため、混乱は起きないでしょう。 では、どんな影響が起きるのかといいますと、簡単に思いつくのはスポンサーや旅行業界、不動産業界ですね。当然、他の業界にも大きな影響がありますが、まずはこれらについて考えてみましょう。
スポンサー企業は途中で降りない限りは単純に期間が増えるため、コスト増になります。しかしながら、広告期間も増えるため、悪影響だとは言い切れません。
むしろ、ピンチをチャンスに変えられれば話は変わってくるでしょう。難しいですけどね。つまり、半々でしょうか。
旅行業界はツアー等キャンセルの影響がでますね。ホテルはすべてキャンセルになるため、大赤字でしょう。旅行会社もツアーが無くなります。航空会社は既に大ピンチではありますが、夏の日本線のフライトの需要は大きく下がるでしょう。
しかしながら、無理やり開催されたとしても当初の見込みほどの集客はできなかったため、そういう意味では延期自体は軽微かもしれません。 たっだ、今年の夏に開業するような予定で建てたホテルについては、収入が見込めないため苦しいですね。
不動産業界はどうでしょうか。東京オリンピック後に価格が下るだの、2022年問題後に暴落するだの色々あります。ただ、オリンピックについては、準備段階でいろいろな物件が建築されたりするため、直前の延期や中止では既に利食いしているようなものですね。
今のタイミングで2024年パリ、2028年LA等のオリンピックが中止になれば、不動産は上がらないでしょうが、東京の場合は既に上がっているため影響はないでしょう。
また、ナイキを始めとしたスポーツテック業界は、1年の余裕ができました。コロナウィルスの影響で企業活動ができない中ではありますが、また開発期間が伸びましたので、さらなる商品の開発が可能になりました。これはプラスといえるでしょう。
つまり、虎爺は延期による世界経済(特に株式市場)への影響はあまりないと思います。 むしろ、健全な状態で大会を開催するほうが、消費が増えて良いと考えられます。
株式市場の冷え込みは、しばらく続くと思いますので、ナンピン買いする投資家さんはあまり急がないほうが良いでしょう。
いつか来る明るい日を待って、ゆっくり過ごしますことにします。
それでは、また。
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