DC年金の運用利回り分布を見て思ったこと
どーも、虎爺@育休中です。
年金制度は仕組み自体は崩壊しないものの、もらえる額がどんどん下がっていくのではないかと考えられますね。私も年金は(十分な金額は)もらえないと考えていますし、昨年生まれた娘も当然そうでしょう。
さて、3ヶ月スパンくらいで見ている私のDC年金の運用状況ですが、久々に見たところかなり運用益が出ています
この1年で40%強の運用利回りなのは完全にコロナショックの影響なので参考にもなりませんが、初回入金来が10%強なのはコロナショックに限らず長期投資を先進国株式インデックス商品に全掛けしているおかげですね。
受け取りまでまだまだ30年ほどかかりますので、資本主義社会が崩れない限りは20年はそのままの運用で行こうと思います。
さて、特に気になったのがこちらの分布です。
こちらは、私の務める会社の社員の成績ではなく、加入プランを運営する運営管理機関(=みずほ証券?を利用している人?)の運用利回り分布です。なので、母数はかなり多いのではないでしょうか。
私は前述の理由により10%以上の運用利回りを出せています。上位16%に入っていますね。ただ、高リスク商品ですので、1ヶ月後にはがくっと下がっているかもしれません。大事なのは短期でなく長期ですから一喜一憂することは無意味です。
さて、それよりも気になったのが、2極化です。グラフは統計で基本とする正規分布のベルカーブではありません。0%未満~1%未満と10%以上に大きく偏っています。”平均値”、“最頻値”、“中央値”を考えるにあたって非常に良いケースではないでしょうか。
つまり、10人に1人より多くの人がマイナス運用、3人に1人は1%未満の運用なんです。
日銀の黒田さんはインフレ率2%を目指していますが、Googleで検索すると日本のインフレ率はここ最近1%未満なので1%での運用でも今は問題ではないでしょう。今後インフレしだすと、そのインフレ率をベンチマークにしたいですね。
それよりも、日本株も海外株も上がった今でもマイナス運用の人が10%以上もいることが気になりました。おそらく、コロナショックやそれ以前にマイナス運用が出た際にそれ以上の損失を恐れて元本確保型に変更したのかなと推測します。
また、10%以上の運用利回りを出している人が16%もいるのにもびっくりしました。今回のデータのサンプルになっている人は金融系の企業に勤めている人が多いのでしょうか。
私は格差自体は問題ではないと考えており、結果の平等よりも機会の平等を重視する考えです。ですので、こんなに格差が出たから確定拠出年金制度は悪だとなるのではなく、どうしたらお金を増やせるのか気づくきっかけになってくれたらいいなと思います。
ちなみに、2020年10月時点の分布はこちらです。
当然ですが長期投資の状況を半年という短期で評価するのはナンセンスなのですが、正規分布に近いですね。
それでは、また
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